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産業用ネットワーク製品とITネットワーク製品の違いについて

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要約
産業用(OT)ネットワーク製品とIT製品の根本的な違いを、国際規格IEC 62443に基づき解説します 。最大の違いは「可用性」を最優先とする優先順位(CIAの逆転)にあり 、産業プロトコルの詳細解析(DPI)や低遅延なL2透過機能が求められます 。ハード面では、広域な動作温度や耐振動性など過酷な環境への耐性と、10年以上の長期運用が前提となります 。また、近年の法規制(NIS2/CRA等)への対応として、SBOM/VEXによる脆弱性管理や、インシデント発生時の早期報告(24h/72h)を支援する機能、主要メーカーの比較についても詳説します 。

産業用ネットワーク(OT:Operational Technology)で使用されるルータやファイアウォールは、一般的なIT用製品とは設計思想が大きく異なります。

これらは、国際規格 IEC 62443(産業自動化及び制御システムのセキュリティ)を軸に、可用性(稼働し続けること)とリアルタイム性を最優先として構成されています。

ITネットワーク用製品との主な違いを、機能・性能・環境耐性の観点で整理しました。

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著者

株式会社ICS研究所 村上 正志

1979~90年まで、日本ベーレーのシステムエンジニアとして電力会社の火力発電プラント監視制御装置などのシステム設計及び高速故障診断装置やDirect Digital Controllerの製品開発に携わる。
*関わった火力発電所は、北海道電力(苫東厚真、伊達)、東北電力(新仙台、仙台、東新潟)、東京電力(広野、姉ヶ崎、五井、袖ヶ浦、東扇島)、北陸電力(富山新港)、中部電力(渥美、西名古屋、知多、知多第二)、関西電力(尼崎、御坊、海南、高砂)、中国電力(新小野田、下関、岩国)、四国電力(阿南)、九州電力(港、新小倉、川内)、Jパワー(磯子、松島、高砂)、日本海LNG など

1990年、画像処理VMEボードメーカーに移籍し、大蔵省印刷局の検査装置や大型印刷機械などのシステム技術コンサルティングに従事。

1995年、デジタルに移籍し、SCADA製品の事業戦略企画推進担当やSE部長を務める。(2004年よりシュナイダーエレクトリックグループ傘下に属す)また、1999年にはコーポレートコーディネーション/VEC(Virtual Engineering Company & Virtual End-User Community)を立ち上げ、事務局長として、「見える化」、「安全対策」、「技術伝承」、「制御システムセキュリティ対策」など製造現場の課題を中心に会員向けセミナーなどを主宰する。協賛会員と正会員のコラボレーション・ビジネスを提案し、ソリューション普及啓発活動を展開。
2011年には、経済産業省商務情報政策局主催「制御システムセキュリティ検討タスクフォース」を進言、同委員会委員及び普及啓発ワーキング座長を務める。
2015年、内閣官房 内閣サイバーセキュリティセンターや東京オリンピックパラリンピック大会組織委員会などと交流。

2015年、株式会社ICS研究所を創設。VEC事務局長の任期を継続。世界で初めて制御システムセキュリティ対策e-learning教育ビデオ講座コンテンツを開発。

2017年4月~ 公益財団法人日本適合性認定協会JABの制御システムセキュリティ技術専門家

2017年7月~ 経済産業省の産業サイバーセキュリティセンターCoEの制御システムセキュリティ講座講師担当

現在活動している関連団体及び機関
・日本OPC協議会 顧問
・制御システムセキュリティ関連団体合同委員会委員

〒160-0004 東京都新宿区四谷1-15
 アーバンビルサカス8 A棟2階